粉骨が増えた理由

粉骨を希望する理由

日本では火葬後のご遺骨を骨壺に収めて供養することが一般的ですが、近頃は粉骨をご希望される方が増えてきています。

納骨堂のスペースの問題や湿気等によるカビを防ぐために行う方もいらっしゃいます。

今は家族が遠方で生活している場合も多く、親族に分骨してそれぞれのご家庭で手元供養を望まれる声も少なくありません。

また故人の希望で土に還したい場合には、お墓の地下カロート(納骨室)にさらし袋に入れて納めますが、この方法だと土に還るまでに数百年かかりま

す。(通常カロートは底面を石、コンクリートで覆って有ります)

粉骨をして地下カロートのむき出しの土に直接まくことで土に還る時間を短くしてあげるということも可能になる為ご相談いただく事も

多くなってきました。

参考 縄文時代の貝塚  加曽利貝塚から 千葉市若葉区桜木8-33-1

縄文時代は紀元前16000年±100年~紀元前3000年くらいの間を表すと考えられています。Wikipediaより

 

しかし今なぜこれほど前の貝殻や獣骨が残っているのか不思議に思いませんか?

それは「日本の土は酸性で有機物が残らないものなのですが、大量の貝殻のカルシウムが中和して貝殻、獣骨、人骨などがでてくるから

です。」

土葬の場合50年~100年で土に還るといわれていますので、大正時代以前土葬の骨はほとんどの墓地では土に還って残つていません。

ただアルカリ土壌ではもっと年数がかかるでしょう。

お墓に納骨する場合、火葬した骨は表面がセラミック状に変化する為、土に還るには数百年かかるといわれています。

現代はお墓のカロートと呼ばれる納骨室(地上、地下が有ります)に納めますが骨壺のまま納めると半永久的に残ります。

早くしたい場合は粉骨して水に溶ける紙袋に入れ納めるのがいいでしょう。その期間は土壌の性質によって左右されます。

 

 

海の散骨舎では粉骨のみも承っています。ご予約してご来社いただけば1時間後にはお渡しできます。